実は被爆建物!?広島市内が見渡せるモダンな気象館

被爆地ならではの特別な旅

原爆の惨禍からよみがった広島市内中心部は、西日本屈指の大都市の一つでもあり、平和都市という以外にも様々な顔を持っています。気楽な観光スポット巡りやグルメ散策もおすすめの街ですが、被爆の痕跡を訪ね歩く旅は、他の観光地では得ることができない特別な感慨をもたらします。市内には爆心地付近の有名スポット以外にも、被爆の痕跡をとどめる建物やモニュメントがいくつもありますが、現在でも現役の施設として使われている被爆建物も少なくなく、江波山にある気象館もその一つです。

路面電車でゆっくり訪れたい江波エリア

戦時中の広島や呉が舞台となった話題のアニメ映画で全国に知られるようになった広島市中区の江波は、市内中心部からはかなり南寄りの地域で、気象館がある江波山は、かつて広島湾に浮かぶ小島の一つでした。時間はかかりますが広島駅から路面電車で市内の風景を楽しみながら、ゆっくりと訪れたいエリアです。終点の江波電停から気象館までは徒歩で10分から15分ほどかかりますが、映画の登場人物たちが歩いた道と思えば、聖地巡り気分も味わえます。

被爆の傷跡が今に残る展示室

江波山の上にある気象館は、戦前に気象台として建てられたモダンな外観の洋風建築物でもあります。爆心地からかなり距離があるように思えても、原爆の爆風の直撃を受けた際の傷跡が今も残る被爆建物の一つです。館内には、気象に関するユニークな展示コーナーとは一線を画すような静かな展示室があり、そこには強烈な爆風によって歪んでしまった窓枠や、割れた窓ガラスの破片が突き刺さったままの壁を見学することができます。当時の職員が書いた1945年8月6日の当番日誌には職場の仲間を失った悲しみの記録が書き添えられており、見逃して欲しくない展示品です。

バイザポート

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